車を乗り続けていると何かしらのトラブルが起きたことが有りますか?
「車の水温計が上がった」なんて聞いたことありませんか?
逆に「車の水温計が上がらない・・」なんて聞いた事ありますか?
自動車の故障で水温計が上がる事と逆に下がる事の故障について考えてみました。
水温計が上がらい原因は何か?
上がらいなとどうなるか?
そのままにすると止まってしまうのか?
を考えてみました。
自分のクルマが突然水温トラブルになった時にどのように対応すればいいか参考になると思いますので読んでみて下さい。
車の水温計がなかなか上がらないとどうなる?

寒い冬の車の運転でヒーターが全く効きません。
一時間ぐらい走り続けても、車の水温計がずっと一番下です。
信号待ちなどで停車していると少しづつ上がってきますが、でも下の方で止まっています。
冬であまりにも寒いとこんなものなのでしょうか?
冬にクルマのヒーターが効かないどころか、冷たい風しか出ないなんて考えられないですよね・・
実は水温計が上がらないのは、寒さだけが原因じゃないことはなんとなくわかりますよね?
水温計が上がらなくなるとクルマに何が起こっているか考えてみます。
まず冷却水について
クルマには燃料(ガソリン)を燃やしているところ「エンジン」がありますよね
ガソリンが燃え続けるとエンジンが異常に熱くなるので
そのまま乗り続けるとエンジンが熱で膨張(ぼうちょう)して故障します。
(膨張 = 熱で金属がふくらむ)
何となく想像出来ますか?
熱膨張でエンジンが故障するのを防ぐためにエンジンの熱を抑える必要があります。
エンジンの熱を抑える為に使うのが冷却水です。
冷却水 = ロングライフクーラント = LLC
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エンジンで熱くなった冷却水はラジエータで冷やされて、またエンジンに戻ります。
その循環を繰り返してエンジンを一定の温度に保つ役目をしています。
冷却水が熱くならない
冷却水が温まらないとどうなるのか?
- 水温計が上がらない
- ヒーターが出ない
- エンジン回転が高い
- 燃費が悪くなる
水温計が上がらない
通常はエンジンで温められた冷却水は触れないほど熱くなっています。
水温計が上がらないと言うことは冷却水が熱くなっていないと言うことです。
ヒーターが出ない
クルマのヒーターは、熱くなった冷却水の熱を利用して暖かい風を送って室内を温めます。
ヒーターが出ないってことは冷却水が熱くなっていないと言うことです。
エンジン回転が高い
エンジンが冷えている時にエンジンを始動するとエンジン回転数が高くなっているのを知っていますか?
理由は エンジンを早く温める為です。
では、なんで早く温める必要があるのか?
エンジンの性能を維持する為にはエンジンの温度を一定に保つ必要があるんですね。
そこでエンジンが冷えている時は早く温める為にエンジン回転数が高いんです。
エンジンが一定の温度になるとエンジン回転数が下がってきますが、冷却水の温度が上がらないのでエンジン回転数が高いままなんです。
燃費が悪くなる
エンジン回転数が高いままだと、その分ガソリンの消費が多くなるので燃費が悪くなります。
では、なんで冷却水が熱くならないのか考えてみます。
車の水温計が上がらない考えられる原因は?

冷却水が熱くならない原因はおそらくサーモスタットですね
いきなりサーモスタットって言われても解らないですよね。
サーモスタットとは?
エンジンとラジエータの間にある弁です。
さきほどの説明で
エンジンは一定の温度を保つと説明しましたよね
一定の温度を保つには
冷却水が冷たい時はエンジンが冷えているのでエンジンを早く温める為に弁(サーモスタット)を閉じて冷却水が流れない様にしています。
逆にエンジンが熱くなりすぎるとエンジンを冷やすために弁が開いて冷却水を多く流す様にしています。
サーモスタットはその役割をしています。
なので、水温計が上がらない原因はサーモスタットでほぼ決まりじゃないかと思います。
エンジンが一定温度よりも冷やされ続けることをオーバークールと呼ばれています。
他にも原因が考えられるか考えてみます。
その他考えられる原因は?

例えば、
水温計が上がらない・・でもヒーターは効くとしたら?
冷却水はちゃんと流れているからヒーターが効くんでサーモスタットでは無く違え原因ですね
サーモスタットは、水冷式のクルマには全車種取り付けられています。
クルマの基本性能の1つです。
クルマに興味があるなら基本性能から覚えていくと面白いですよ。
まとめ
水温計が上がる(オーバーヒート)はもの凄い怖い故障ですが、逆に水温計が上がらない(オーバークール)もクルマに悪い影響を与えていることがわかってもらえたと思います。
クルマが異常を訴えている時は早めの修理がおすすめです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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